失われし名前を求めて
『ゲーム美少女年鑑 VGGF』(マガジンランド刊)を入手しました。
もうこの表紙の女の子がたまんないですね〜。
ポーズから何から当時の流行をバッチリ押さえてる!
中身はギャルゲーより格ゲーやアクションがメイン。
機種もジャンルも様々なゲーム美少女が紹介されています。
でも年鑑と言うにはいまいち…。とにかく色々かき集めたぜ!って感じ。
ジャンルは幅広いので見応えがあるっちゃあります。
で、これにウィズハの何が載ってるかというと
女性キャラのデータ、プロフィール、各種服装パターンです。
服装パターンは、なぜかシンシアだけ少ないのと
メリッサの画像がボケているという大ミスがありますが(…)
制服二種、私服二種、夏/冬祭り衣装、水着、卒業パーティーのドレスが掲載されています。
あらためて見てもキャラそれぞれの個性と世界観が出ていて最高。
服装の多さはウィズハの魅力の一つですよね~。
moo氏の服飾デザインは独特で、それがまた良い雰囲気を出しています。
これで男性キャラ(含むセシル)の分もあったら神だったんですが
まあ美少女年鑑なのでやむなし。
プロフィールはゲーム説明書のキャラ紹介より長く、
私は実際に見たことはないんですが
アークの初期ホームページ(リニューアル前の95~96年?)にあったものと大体同じですね。
しかし、キャラの所属する学科がちゃんと載ってたり
ジャネットの飼ってる鷹の名前のスペルまで書かれていたりと細かい。
それで!ここが一番確認したかった部分なんですけど
データ項目のひとつ、「出身世界」ですよ。
出身世界/ヒューガハートと書かれています。
これか~~~~~!!!!!!
ウィズハ好きならおそらく絶対目にしたことあるヒューガハートという言葉!!
1の本編でも2でも、攻略本でも公式ホームページでも
キャラクターが住む世界の名前について言及はなく、
公式の情報として記されてるのはこの本だけです。
なぜここまで失われし記録になってしまったのか…。
全て勝手な想像ですが
・一部のスタッフの中では名前を決めていたものの、全体に共有されてなかった
・色々あって1の製作陣が抜けることになり、設定を引き継ぎできる状況になかった
あとエタメロも同一世界ではあるものの、あくまで非公式なので名前は明かせなかったとか??
ちなみにウィズハの発売日が1995年12月29日。
この『ゲーム美少女年鑑 VGGF』の発行が1996年3月30日。
そしてエタメロの開発が雑誌で発表されたのが1996年6月頃です。
うーん…。ゲスの勘繰りになりますね。やめよう。
とにかく!!出典をこの目で見ることができて良かった…。
自称自称考古学者さんのような気持ちです。素晴らしいですね!(おこがましい)
歴史を残してくれた全ての方々に感謝します…。