ウィザーズハーモニー2とはなんだったのか
実は私はウィザーズハーモニーは2から入ったので(悠久も2ndから入った)
ウィズハ1を好きな人が、2に感じたであろうガッカリ感…
それをちゃんと味わえてないんですよね。
何故2を買ったかというと
なにかの裏技本で主人公が女体化するゲーム(ウィズハR)があると知る
→探して買う…がRではなく2だった(間違えた)
バカな始まり方でしたが
そこからmoo系ゲーム沼にズブズブ入り込んで
今もこんなブログを書いてるわけです。
で、ウィズハ2をプレイしたんですが
その当時の気持ちで評価をつけるなら『普通』でした。
ゲームとしては特別出来が良いってわけじゃないけど
・雰囲気がいい!(これは悠久やエタメロにも共通するところ)
・剣と魔法の世界の学園もの!
・男性キャラも育成、攻略できる!
こういうところが好きでハマりましたね~。
ただ同人も探してみたけどほとんど見つからず
当時のゲーム雑誌を探してみても(電プレやG's)扱いは小さかったので
まあそんなもんかな…と思っていました。
そして数年後1をプレイ。
1は知っていたけど、なんとなく手を出してなかったのです。
(1は発売当時Do-Nutsというヲタ雑誌で特集されていた)
でも実際遊んでみると…『キャラ立ってるし独特の味があるな!?』
いやめちゃくちゃ荒削りだし、声もヤバいしADV部分も理不尽ですよ。
体裁が整ってるのは2の方です(2も理不尽ではある)。
でも、これは確かに、人気が出たのもわかる気がしました。
そうして1にもハマり、当時の同人や資料を探し集めるのですが…
そこで1と2の間に溝があるのを知るのです。
会社間の事については何も言えませんが
1を好きな人が2に不満を持つのはよくわかります。
1からみたら2は単なる焼き直しですしねえ。
私も先に1をやっていたらガッカリしてたと思います。
アークシステムワークスの記念本インタビューを読むと
ウィザーズハーモニー2開発当時は本当に厳しい状況だったと。
(初代スタッフはスタマリに行ってますし)
社内スタッフが10〜20人。
おそらく主要なスタッフはギルティギアの方に着手していて
ウィズハ2の開発は…人材があまりいなかったのかもしれません。
シンフォニーでも2の事は全く触れられてないようだし
ウィズハは1が至高で、2が黒歴史となるのも仕方ない。
…とまでは言えませんが。
最初に触れたものはやっぱり思い入れがあるもので
私は2も好きなんですよ。
確かに1は局地的な面白味はあるけれど
1と2でそこまで差があるか?というとそうでもない。
1はだいぶファン間で補完・美化された部分が多いんじゃないかと。
これもmoo系に共通するところではあるけれど…
(当時のウィズハ1同人では、
『ゲームはクソなのでやらなくていい。同人だけでいい』
とまで書かれていました。ひでえ)
そういう、自分たちで育てた世界という思い入れがあるからこそ
ほとんど進歩のない2にはガッカリしたのでしょう…。
まとめます。
1はプレステ初期に出た荒削りだが光るものがあるゲーム。
2はプレステ中期のまあまあ普通のキャラゲー。
Rはプレステ後期の売り時もターゲッティングも何もかも見失ってるゲーム。(Rも好きです)
言うなればこんな感じです。